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瀬古利彦 マラソンの真髄―世界をつかんだ男の“走りの哲学”

瀬古利彦 マラソンの真髄―世界をつかんだ男の“走りの哲学” ベースボールマガジン社
瀬古 利彦

価格: 1,680
定価: 1,680 円
発売日: 2006-12
売上ランキング: 136507位
在庫情報: 在庫あり。
単行本 (ASIN: 4583039468)

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[ユーザーによる評価] 平均評価: 5.0 / 総数: 11件

5点根性+自分の頭で考えたマラソン
1.この本の長所
瀬古利彦さんが、どのようにマラソンを走ったかのノウハウがわかるところ。瀬古さんは「根性なし」(p55)とおっしゃっているが、方法論を拝見した限りでは、根性はあると思う。それに加えて、科学的かどうかはさておき、瀬古さん自身が考えた方法論がふんだんに示されている。この本の想定読者(マラソン選手、長距離選手。p3)は、検討しつついいところは取り入れればいいだろうし、一般の読者にとっては、マラソンの面白さがわかり、日常生活(歩くことの重要性など)を見直せる好著といえる。
2.この本の短所
1のように書いたが、一般の読者にとって、取り入れられそうなことは少ない(石をわざわざ持って歩いたり(アームウェイトはあるが)、いきなりp230以下のようなトレーニングに励んではいけない。まぁ、しないか)
3.評価―短所もあるが、一般読者にとって、マラソンの面白さ、歩くことなどの大切さがわかって、有益な本なので、星5つ。
4.読み方
まずは第5章の「瀬古利彦の百箇条 マラソンの真髄」から読み(本書の大まかな内容がよくまとめられている)、それから「はじめに」から通して読み、ところどころマラソン練習メニューを参照すればよいであろう。 (2007-11-01)
5点創意工夫ある努力を継続する才能
幻のモスクワ・オリンピックに日本が参加していれば、マラソンの金メダル確実と言われた瀬古氏がマラソンについての哲学を語ったもの。マラソンを、読む人毎の目標に置き換えれば一般社会で通用する哲学でもある。

いきなり「マラソンは素質二割・練習八割」という言葉が出て来て、走るのが苦手な私などは「本当かよっ」と思ってしまうが、読んで行くと段々その意味が分かってくる。現在でこそ普及している考え方だが、「マラソン=持久走」と捉えるのではなく、スピードも重視し、トラックでタイム・トライアルの練習をする。逆に、マラソンの42.195kmを「短く」感じられるように70kmを走り抜く練習をする。練習に対して常に創意工夫があるのだ。そこで、次の言葉が重い。「継続は力なり、されど惰性の継続は退歩なり」。

本書にマラソンの極意が書いてあるからと言って、それを実践できるのは限られたトップ・ランナーだけであろう。だが冒頭でも述べた通り、本書の哲学は一般社会でも通用するものである。どんな分野でも、本当の才能は「創意工夫ある努力を継続する力」だという事を教えてくれる良書。 (2007-09-13)
3点瀬古利彦氏の伝記です。
尊敬する瀬古氏を酷評するのもなんなのですが、これは練習方法
としては参考になりません。
偉人が成し遂げた伝記です。
この練習方法を真似た時点で普通のランナーなら故障するでしょう。
ただ、マラソンにかける執念は尋常でなく鬼気迫るものがある。
恐るべし! (2007-08-28)
5点素晴らしい言葉に出会いました
 はるか昔、瀬古選手が現役の選手だったころ、かなりレベルは違いますが私も中高陸上部で中長距離をやっていました。もうそんな記憶も脳も体も忘れてしまうほどの年月が経った今、偶然本書を書店で見つけ手にとり、そのまま休むことなく深夜までかかり最後まで読み切ってしまいました。
 陸上は自分との戦いといわれますが、その本質をここまで追求した人は殆どいないのではないのでしょうか。そしてその戦いの過程の中で瀬古選手が感じ、考え、確信したことが、明確な言葉で本書に記されています。これらは陸上競技における間違いない真実でしょう。そしてそれらは人生においても同様に真実なのだと思います。
 陸上にあまりなじみのない方にも、是非一読頂き、人生の糧として頂きたいと思います。  (2007-07-25)
5点剣豪“瀬古武蔵”五輪書のマラソン版です
4月の長野マラソンでは、サブスリーを達成できました。
40キロ走を10回走り込んだのが効いて、30キロ以降の落ち込みを防ぐことができました。
この長野マラソンでは、6千人余のランナーの内、サブスリーを達成したランナーは300人にも満たしませんでした。
市民ランナー夢のタイム“サブスリー”
本書は、ぜひマラソン愛好家に読んでいただきたいです。
早く走れるノウハウが、ヒントが随所に書かれているからです。
よくぞここまで企業秘密を公表してくれました。
中でもマラソン百カ条は、まるで剣豪“宮本武蔵”の五輪書のようです。
“マラソンは、素質二割・練習八割でないと走れない”
“練習のための練習はしない”
“ただのジョグはするな”
私にとって開眼したのは“フォームは歩いて、固める”です。
走りと歩きは別物だと思っていました。だから歩きには無頓着でした。
走りながら、自分に合ったフォームを試行錯誤してきました。
瀬古さん曰く、歩くのがきれいな人は、フォームもきれいだ。
走りながら、瞬時に変わる動きをどのように気にかければいいのだろう。
走っているときは、走ることに夢中で、なかなか動きを直せない。
ペースをものすごく落としても、フォームを走りながら改善することは難しいと思う。
私はそれ以降、腰高をイメージしながら歩くようにしています。
トコラン歩きはしない。
本書を読んでいると、まるで剣豪“瀬古武蔵”のように伝わってくるものがありました。
ライバル宗兄弟の練習のすごさ、中山の速さ。あの時代の男子マラソンはおもしろかった。
みな個性があり、人を引き付けるものを持っていた。
最後に瀬古さんは、こう結んでいます。
1人でも多くのマラソン選手、長距離選手に本書を読んでいただき、飛躍のきっかけとなれば幸いだ。
そして、考えてほしい。あなたは、なぜ、走っているのかを。
私もマラソンベストタイムをめざして、日々情熱を燃やし続けたいと思います。 (2007-06-05)
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